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Biography

関水 美穂 SEKIMIZU Miho

 

神奈川県出身

 

神奈川県の湘南地区に生まれ、幼少期にえのすい(旧江の島水族館)で海の生物に親しむ。

7歳から洋画家 井口 由多可 氏の絵画教室にて水彩・油画を学ぶ。

高校在学時に民俗学に触れ、着物に興味を持ち東京藝術大学工芸科へ進学。

染織の技法を学ぶ中で型染と出会い、作品制作及び技法研究を開始した。

現在、東京藝術大学染織研究室に非常勤講師として勤務。​

コンセプト

 

日本の民族衣装である着物は、他の国の民族衣装には無いユニークな特徴「鑑賞の用途」を持った民族衣装だ。

着物を展示する際に使用する鳥居のような形の衣桁(いこう)は、平安時代からほぼ形を変えることなく存在しており、この衣桁に広げ掛けられた着物は、誰が袖図屏風など屏風の題材にもしばしば使用されている。広げた着物には大胆な構図で自然や四季折々の景色が絵画のようにデザインされ染められた。

かつて人々は草花や動物、四季の移り変わりや自然現象を観察し、そこから生み出した柄を着物として身に纏い、時には絵画の様に鑑賞していた。

現在、私たちは科学技術の発達によって深海や地下、太古の地球や宇宙空間でさえも認識することが可能になり、人間を取り巻く「自然」の定義は日々更新され大きく広がり続けている。

現代の新たな自然環境を日本独自の染織技法である「型染」を用いて着物へ染め描くことで、古来から続く衣装文化や自然への畏怖を受け継ぎながら、さらに現在の価値観を反映した新たな花鳥風月を着物に表現している。

略歴


2012年  東京芸術大学美術学部工芸科 卒業
2014年  東京芸術大学大学院美術研究科工芸分野染色専攻 修了

現在    東京藝術大学、学習院女子大学、東京家政大学にて非常勤講師を務める

賞歴

2020年     The 11th International Fiber Art Biennale 入選
2013年  神奈川県美術展 準大賞
2013年  次世代工芸展 審査員賞

2012年  神奈川県美術展 入選

2012年  全国染織展 奨励賞


展示 ・ Art Fair

2022年  ​建長寺4.8アートプロジェクトvol.1/鎌倉、建長寺

2022年  「仁和寺御室芸術4.8project」巡回展/青山、小原流会館

2022年    コモゴモ展「Arts 森。」/ヒカリエ

2021年  「ファースト・パトロネージュ・プログラム」3331ArtsChiyoda

2021年  「仁和寺御室芸術4.8project」御室仁和寺

​2021年  「アート、華を飾厳る」東大寺

2020年  「コモゴモ展Exhibition」ホテルヴィランテーヌグランド東京有明

2020年  MITSUKOSHI×東京芸術大学-夏の芸術祭2020-

2019年  「銀茶会」銀座伊東屋

2019年  「テキスタイルの風」入間市美術館

2018年  「銀茶会」銀座伊東屋

2018年  「天空の芸術祭」長野県東御市

2018年  「東京藝大×MISTUKOSHI」日本橋三越

2018年  「KOGEI COLOR」数寄和ギャラリー

2017年  「縒-染織開設50周年記念展-」

2017年  「着物展KIMONO Exhibition」 成田空港NAAアートギャラリー

2015年  「TENUGUI all stars」フリュウギャラリー

2014年  「精華大学&東京芸術大学テキスタイル交流展」北京

2013年 「ART FAIR SAPPORO」札幌

2013年 「STEP」Gallery HANA SHIMOKITAZAWA

2012年 「東京芸術大学工芸科染織専攻作品展hue!」

2010年 「JAPANTEX2010」 東京ビッグサイト

2010年 「TGE」 デザイン・フェスタ・ギャラリー原宿

常設

藝大アートプラザ

 

 

 

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